デスノート、やっぱりキラは間違ってる&眠りが浅い
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出演者やスタッフにいまだに降りかかる映画「デスノート」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=227901&media_id=10
中国では、子供の人格形成に悪影響をきたすため、報道規制。
これはある意味では正しいかも。
だって、デスノートって、見る人のほとんどが、
「キラ派」になっちゃうでしょ。
っていうか、作者がそれを狙ってるのが、
物語の作り方で分かる。
死刑反対のボクでも、
ついつい感情的に、キラ派になってしまったりしましたし。
(感情論で考えると、確かに死刑は正しい)
でもね、善なる国家、社会構造を形成するためには、
やっぱり、夜神総一郎、L、ニアが正しいんですよ。
法で統治しないと、何で統治するんですか?
暴力? 軍事? 強い警察?
デスノートっていうのは、そういう部類に属するものでしょ。
この種のものって、適切に、権力監視、抑制ができないのは、
もう歴史が証明してるでしょ。
その点、映画版の、最後の総一郎の台詞はよい。
「確かに、法は不完全なものだ。
不完全な人間が作ったものだから。
だが、だから、皆で話し合い、作っていく。
ライト、お前はただの独りよがりの我侭だ。」
(大まかにはこんな感じだったはず)
まあ、ライトが、我侭だとは言いません。
多分、ボクがデスノートを手に入れたら、
私利私欲に使うか、ライトと同じことをしたいっていう欲求に駆られるでしょう。
でも、それを良心、善なる呵責がせき止めるでしょう。
最終的にどっちが勝つかは、分かりませんが。
デスノート、キラを人が求めるとき。
それは、人間の理性、法による統治、
話し合いを人が諦めたとき。
それは当に、文明の後退といっていいでしょう。
もし、キラが不死で、ずっとあの姿勢を続けるなら。
それは人知、人の力を超えた存在です。
私たちはその世界で生きるしかありません。
それはそれでありでしょう。
たしかに、正直者は馬鹿を見ない。
でもね、デスノートを見て、
キラ的なものを求めるのは間違いでしょう。
やはり、人は理性的に、法による統治を目指すべきである。
絶対的な力は、即効力はあるが、持続力はありません。
まあ、結論を言うと、
物語は物語として楽しみましょうってことですよ。
あと、中国は、これ放送すると、
確かに、民衆に悪影響を及ぼすでしょう。
んで、社会不安が一つ増える。
それを察知する、中国共産党の幹部の賢さと、
実際に規制できちゃう強い政府。
こんな国が隣国だから、日本はやっぱり大変ですね。
あ、日記のもう一つのタイトル。
ボクは眠りが浅いのです。
でも、お酒を呑むと深い眠りにつけます。
しばらく根酒を呑む事にします。
勉強した後で。
終わり。