デスノート、やっぱりキラは間違ってる&眠りが浅い

asahi.com獅童おはらい済ませアニメ「デスノート」  - 日刊スポーツ芸能ニュース  - テレビ・ラジオ - 文化芸能
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出演者やスタッフにいまだに降りかかる映画「デスノート
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中国では、子供の人格形成に悪影響をきたすため、報道規制



これはある意味では正しいかも。
だって、デスノートって、見る人のほとんどが、
「キラ派」になっちゃうでしょ。
っていうか、作者がそれを狙ってるのが、
物語の作り方で分かる。
死刑反対のボクでも、
ついつい感情的に、キラ派になってしまったりしましたし。
(感情論で考えると、確かに死刑は正しい)



でもね、善なる国家、社会構造を形成するためには、
やっぱり、夜神総一郎、L、ニアが正しいんですよ。
法で統治しないと、何で統治するんですか?
暴力? 軍事? 強い警察?
デスノートっていうのは、そういう部類に属するものでしょ。
この種のものって、適切に、権力監視、抑制ができないのは、
もう歴史が証明してるでしょ。




その点、映画版の、最後の総一郎の台詞はよい。
「確かに、法は不完全なものだ。
不完全な人間が作ったものだから。
だが、だから、皆で話し合い、作っていく。
ライト、お前はただの独りよがりの我侭だ。」
(大まかにはこんな感じだったはず)




まあ、ライトが、我侭だとは言いません。
多分、ボクがデスノートを手に入れたら、
私利私欲に使うか、ライトと同じことをしたいっていう欲求に駆られるでしょう。
でも、それを良心、善なる呵責がせき止めるでしょう。
最終的にどっちが勝つかは、分かりませんが。



デスノート、キラを人が求めるとき。
それは、人間の理性、法による統治、
話し合いを人が諦めたとき。
それは当に、文明の後退といっていいでしょう。



もし、キラが不死で、ずっとあの姿勢を続けるなら。
それは人知、人の力を超えた存在です。
私たちはその世界で生きるしかありません。
それはそれでありでしょう。
たしかに、正直者は馬鹿を見ない。



でもね、デスノートを見て、
キラ的なものを求めるのは間違いでしょう。
やはり、人は理性的に、法による統治を目指すべきである。
絶対的な力は、即効力はあるが、持続力はありません。




まあ、結論を言うと、
物語は物語として楽しみましょうってことですよ。
あと、中国は、これ放送すると、
確かに、民衆に悪影響を及ぼすでしょう。
んで、社会不安が一つ増える。
それを察知する、中国共産党の幹部の賢さと、
実際に規制できちゃう強い政府。
こんな国が隣国だから、日本はやっぱり大変ですね。




あ、日記のもう一つのタイトル。
ボクは眠りが浅いのです。
でも、お酒を呑むと深い眠りにつけます。
しばらく根酒を呑む事にします。
勉強した後で。
終わり。