人間性の教育から目を背け、アニメ・ゲームのせいにする人達。

おので切りつけ相次ぐ 凶行はアニメの影響?|事件裁判|社会|Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070924/jkn070924016.htm



はい、また来ましたよ。
殺人、監禁はアニメのせい、ゲームのせい。
そりゃ、貴公達の声で、アニメ・ゲームが規制されれば、かっこいいですよね。
いよっ、ヒーロー! 正義の言論人!!



さて。
私も、ひぐらしなんかの猟奇的なアニメは見ましたし、
灰被り姫の憂鬱みたいな、猟奇的なシーンもある、
年齢指定のゲームもした事がある。
(監禁ものは趣味じゃないんでやった事ないですが。)
でも、私は、殺人なんかしないし、もちろん、監禁もしない。
何故か?
下積みとしての、人間性があるから。
ふつーーーーに、人間性を有していれば、
どんな創作物を見ても、その人間性が大きく変わる事は無い。
殺人なんかするほどにね。



私は、18歳になるまでに、親に普通に育てられました。
父親は自営業、母親はそれを手伝う兼業主婦、16時ー18時には家に帰ってくる。
正直、小学校の先生は皆、好きじゃなかったし、
授業も、得意だった数学はとろいし、同じ問題を何回もやるのが退屈に感じていました。
社会・国語は、何をやってるか、よくわからなくて、学校は好きじゃなかった。
中学では、授業中に、友達と喋ったり、漫画読んだり、ゲームボーイしたり。
そんな感じです。
高一から高二は真面目に授業を聞いて、成績も良かったけど。




と、まあ、総じて見れば、決して優等生で無かった私でも、
ひぐらしのなく頃にみたいな、猟奇的な創作物を見ても、それに影響されて、
実生活を乱すことは無い。
むしろ、そこから、何故、人がそういった法や約束、了承を破って、
共同体に背く行為をするのかと、
思考にふける材料となる、有意義なものとして扱えます。




つまり、報道にあるような殺人を起こしてしまう人っていうのは、
そもそも、アニメとかゲームとか以前に、人間性に問題があるって事です。
それは親かそれに準ずる者の責任です。
親がいないらな、それを補わなかった親族・地域共同体・国家の責任です。
未成年は、家族、親族、地域社会、国家が責任を持って、
責任のある成人に教育しないといけない。
その責任に目を背けて、「ゲームが悪い、アニメが悪い。」なんて言っても問題は解決しませんよ。
年齢制限は必要ですけどね。