死と生と圧政を避ける対価。

asahi.com:首相らに封書6通と便箋2枚の遺書 松岡農水相自殺 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200705280480.html



生命は尊く、かつはかないものです。
人は、集団の中で生きている。
私がいなくなっても、集団はそのまま機能する。
誰が死んだってそうです。
人の命なんてそんなもんです。
でも、だからこそ必死に生きるんです。
宿命、業、義、そういったものを背負って生きるんですよ。



死ぬほど、辛かったってのも分かる。
自分が同じ立場なら、発狂したかもしれない。
でも、それでも死んで欲しくなかった。
貴方が死んだことによって、
貴方を批判した人(特に同党関係者)は、どんな思いになっただろうか。
それより、何より、世界から貴方は消えてしまったんですよ。



でも、死人に鞭打つことはしたくないから、
あまり強く批判する気にもなれない。
後味悪いですね。



まあ、政治家にはもうちょっと、法律で認めた活動資金出してあげてもいいと思います。
もちろん、どんな法制化でも、
違法はダメですけどね。
必要なモノはしっかり、出し、
その上で違法を罰すればいいんです。
我々は、民主制という、
ひじょーーに、非効率的で、金のかかるシステムを採用しています。
圧政を避けるために。
それぐらいの対価は必要ですし、
それがないと、逆に、さらに、余分な金がかかるんじゃないでしょうか。



最後に、
黙祷を捧げると同時に、
後に残った人々はこのことを忘れず、心に刻み、
その命を背負って生きていってくれることを望むばかりです。